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「こんばんは!皆さん!カントーバンドです!」
後ろの二人がチューニングをする間、イエローが場を繋ぐ
「レッドさん…お誕生日おめでとうございます……今日この日にレッドさんが生まれたことを、神様に感謝したいと思います……」
「イエロー…………」
客席の前列にレッドは、いた
「だって、レッドさんに出会えたから……レッドさん…お誕生日おめでとうございます……皆、レッドさんが大好きです!」
「ちぇっ………ズルいじゃん、俺だってカントーバンドの一員だっての!」
レッドは、ひらりとステージに登る
「何歌うの?」
「いつもの曲です」
「レッド、あなたなら絶対上がってくると思ってたわ、ほら、あなた達の楽器」
「どちらもチューニング済みだ」
「あはは、ありがとう!こんな誕生会……開いてくれてありがとな……」
レッドは、イエローからマイクを受け取る
「皆、俺のためにありがとう!カントーバンドの曲は、俺からのお礼に急遽させてもらう!」
レッドの声に会場から割れんばかりの拍手が帰ってきた
「さぁ、行くぜ!」
「1、2、1234!」
♪ジャーンジャジャジャ
ベースの二人が前奏を弾き出す
あっという間に時間は、過ぎていった
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