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―数時間後
「なぁなぁ、ブルー!なんでいきなしバトルなんだよー」
「そぉですよっ!僕は、バトルなんか嫌です!」
「はい、黙れそこのびしょびしょ組」
イエローとレッドは何やらブルーに文句を言っている
「な、びしょびしょって…」
「いいじゃない、いつものノリで『いっそ、皆でポケモンバトルすっか!』で」
「ちげぇよ、そういうんじゃなくてさぁ~…」
「戦う者が聞いて飽きれるわね」
ブルーは、ため息をつきながら首を横に振る
「……………っ」
戦う者
それをだされるとちょっと立場のないレッド
そのレッドをエメラルドが慰めるように肩を叩く
「まぁまぁ、レッド先輩~、前回俺に負けたからって落ち込まないでくださいよ~」
「負けた………俺が?」
そういいながら薄気味の悪い笑みを浮かべる
いち早くヤバイと察したのはイエロー
レッドは最近では、あまりそんな素振りはないが時々また5年前のやんちゃだったレッドが復活する時がある
この時のレッドはまさしく手の付けられないくらい負けず嫌いになる
そして
「俺は負けてないっ!」
叫ぶとイエローの手をひいて走っていく
「イエロー、特訓だっ!!」
「えぇぇぇっ!!」
レッド暴走
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