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「それでは、私達もいってまいります」
「いっていまぁす!」
「おい、ダイヤ、ドーナツは置いてけよ」
「えぇぇぇ!」
「いいではないですか、さっさと行きますよ」
「はーい」
まだぶつぶつと文句を言いながらパール達が出発したのと同じ頃
一組目のレッドとイエローが帰ってくる
「あらお帰り、レッド、イエロー」
「あぁ、意外とチョロかったな」
「はい」
「めっちゃケロッとしてない?」
イエローとレッドの肝試しをしてきたようには見えない態度にエメラルドは何かが腑に落ちないようである
「なんだ、その反応じゃあつまらないなぁ」
「そうよそうよ、肝試しは帰ってきたときは、スッゴい真っ青になってるか真っ赤になってるかの二つに一つだわ!」
「真っ青はわかりますけど、なんで真っ赤になるんですか?」
イエローは意味がわからないらしく首を傾げる
「そりゃあ、やっぱり……おばけ、こっわぁーい♥って抱きつくからに決まってるじゃない」
「そ、そんなこと出来ませんよっ!///」
「そ、そうだよ、本当全く//」
(今さら真っ赤になられてもなぁ……)
エメラルドが微妙な顔をして二人をみている
「おい、そろそろ時間だぞ」
グリーンが森の入り口に立っている
「あら、もう?じゃ、行って来るわね!」
「いってきまーす」
「いってらっしゃい」
レッドとイエローは三人を送り出した後
「なぁ、イエロー、ちょっとイタズラしない?」
「イタズラ………ですか?」
「うん、ポケモンじゃなくてさ、もっとスッゴいの!クリスや日頃のブルーにお返しだ、あと……」
「ゴールドさんですね♪」
「わかってんじゃん♪」
今回の肝試しは普段と違って日頃はそんなことしなさそうな人たちのイタズラ魂がやたら出ています
イタズラのイタズラ返しにイタズラだらけ!
ハプニングはこれからが本番ですよ!
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