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ゴールド一行
「なっさけないわねぇ、自分がキャーキャー言ってんじゃない」
「う、うるせぇ……なんでクリスお前これ平気なんだよ、頭いかれてんじゃねぇのか?」
「いかれてません、まぁ、しいていうなら…………おいでシャンぴょん……」
クリスがよぶと出てきたポケモンは、シャンデラ
イッシュ地方に住む最近見付かったゴースト、炎という両タイプを持つポケモンだ
「そいつは?」
「この子は最近私が捕まえた新種ポケモン、シャンデラのシャンぴょんよ!」
「へぇ、それが……で、それがさっきから飛びかってるゴーストポケモンとどう関係が…………あっ…」
「ようやく気付いたんだな、この馬鹿は」
「おぅおぅおぅおぅおぅ、シルバーてめぇ馬鹿たぁなんだ馬鹿たぁ!」
「本当のことを言ったまでだ」
シルバーの胸ぐらを掴むゴールドの間にクリスが入っていく
「ハイハイ、やめなさい不良共……つまり、私のシャンぴょんが他のゴーストポケモンを操っていたってことよ!」
「………マジかよ…」
「マジよ」
ゴールドは、風船がしぼむように脱力して座りこんだ
「なんだ、へへ……そういうこった……畜生、てめぇクリスっ!!てめぇまちやがれ」
「いやよ!待てって言われて待つ馬鹿がどこにいるのよ」
クリスは上機嫌で山を走り抜け
ゴールドはそれを追う
「クリスってあんなにお転婆だったか?」
その後ろ姿を首を傾げながらシルバーが追っていた
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