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「ねぇ、パール~」
「なんだよ?」
「オイラさ思ったんだけどさ」
「だから、なんだよ?」
「道違くない?」
「……………………」
パールが冷や汗を流してあたりを見回す
「た、確かに、人気がない………」
森は静かで真っ暗闇
ポケモンさえいるような気配のない場所だ
「真っ直ぐに進んできたよな?」
「うん」
「お嬢さん………」
「迷ってしまったようです(キッパリ)」
プラチナがキリッと言い切ってからパールの力が抜ける
「う、嘘だろぉ、俺ら、ポケモンは、スタート地点だし……もうどうすりゃいいんだよ!」
「泣いていても仕方ありません、みんなで力を合わせて登りきりましょう!」
「登りきるって言っても闇雲に進むとさ、お化けじゃなくてリングマと出会っちゃうよ?」
プラチナは背筋が氷つくような感覚があり固まってしまう
「一番安全なのは、ここで朝まで待つのがいいと思うよ?」
「あ、朝まで?それは、野宿ということですか?」
「うん」
「登りましょう、きっと大丈夫、私達は仲間です」
「え、うん」
「リングマにも勝てます!」
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