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その後、二人が起きたのは今から数時間後となる
昼正午過ぎ
「………ぅ…ん…」
レッドが重たい瞼をあげボケッとしながら布団からはい上がる
「……そっか、寝ちまったのかぁ……」
あくびをしながらとろんとした目であたりを見回すと近くのベッドでイエローはまだぐっすり寝ていた
「……そっか、昨日は、疲れたもんなぁ……今何時…………ってもう昼過ぎぃぃ!!」
時計を見た瞬間レッドの目が冴えた
「………ん、どうかしたんですか?レッドさん………?」
「あ、ごめん、起こしちゃったな…ってか、もう昼の2時回ってるよ!」
「えぇぇぇ!」
イエローとレッドは、バタバタと部屋に戻って着替えて下に降りてくる
「あぁ、やっと起きてきたわね!おはよう!」
「おはよう……って何してんの?」
ブルーだけがロビーでなにやら膨らましていた
「あぁ、これ?ボートよ!もうみんな海に行っちゃったから、あなた達も早く着替えてきなさい!」
「お、おぅ、わかった」
「レッドさんレッドさん……」
「なに?イエロー」
イエローが俺の服を引っ張って言う
昨日の今日だから、少しドキッとした
「昨日は、夢だったんでしょうか?」
「………そうだなぁ、きっと悪い夢だよ」
そういえば少しでもイエローの気が休まるだろうと思った
「そうですね!きっと悪い夢ですね!さ、レッドさん、早く海行きましょう!」
「そうだな!」
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