act.2乗船、いざリゾート地へ

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「あの、プラチナさん、本当に僕まで良かったんでしょうか?」 ミツルは、恐る恐るプラチナに訪ねる 「問題ありません、一人ほど増えても有余がありますし、何よりミツルさんも先輩の一人ですから」 「あ、ありがとうございます!」 そして、その横では 「よし、ネタ合わせするぞ!」 「えぇ!?さっきもしたじゃん!」 「いいからずべこべ言わずにボケろ!」 「えぇ!?」 「まずは、食い物をおけぇぇ!!」 「えぇぇ!?」 いつも通りのダイヤとパールに プラチナ以外はポカンとしている 「ネタ合わせって何ですか?」 「え、イエローさんは、漫才知らないんですか?」 「いえ、すみません見たことがなくて……」 「じゃあ、ネタを見せてあげようよ!」 「オッケー!」 図鑑所有者が船の甲板に集まり ダイヤとパールの漫才ショーが始まった 「えー、いつもなら、ポケモンといえばーと入りますが今回は特別にー」 「図鑑所有者といえばぁ?」 ダイヤの投げ掛けに対し みんなが答える 「図鑑所有者といえばぁ?」 「図鑑所有者といえば、やっぱり図鑑ですよね」 「ですねぇ、生態記録はもちろん分布までわかっちゃう!」 「確か図鑑には共鳴音なんていうのもありましたね………あれ?どうしました?」 ダイヤが耳を塞いでもがいている  ′′′ 「なんというか、きょうは  ′   ′ 、迷惑な音程ですね」 「あなたは、絶対音感なのかぁ!」 どっと笑いがおき みんなが拍手する 「ありがとうございました!」 「パール、パール!すごいよ、先輩達にうけたよ!」 「あぁ、あぁ、すごいすごい!」 ぴょんぴょんとダイヤとパールが跳ねていると プラチナのじぃや、セバスチャンが現れる 「当船は、まもなくリオネ島に到着致します」 「ありがとうじぃや……皆さんの荷物を別荘に届けるのを忘れてはなりませんよ?」 「かしこまりました、お嬢様」 「はぁ、すごいな、カスミも相当すげぇお嬢様だと思ってたけど……プラチナはそれ以上だな…」 セバスチャンとのやりとりを聞いてレッドは感心していた 「そりゃそうよ、ベルリッツっていえば学者の家系で皆優秀……その学者論文一冊だけで、数十万って稼げるのよ!」 「……相変わらず金に関しては詳しいな、ブルー」 「ほほ、当然よ!」 その後船は汽笛をあげ、港にたどり着いた
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