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「あの、プラチナさん、本当に僕まで良かったんでしょうか?」
ミツルは、恐る恐るプラチナに訪ねる
「問題ありません、一人ほど増えても有余がありますし、何よりミツルさんも先輩の一人ですから」
「あ、ありがとうございます!」
そして、その横では
「よし、ネタ合わせするぞ!」
「えぇ!?さっきもしたじゃん!」
「いいからずべこべ言わずにボケろ!」
「えぇ!?」
「まずは、食い物をおけぇぇ!!」
「えぇぇ!?」
いつも通りのダイヤとパールに
プラチナ以外はポカンとしている
「ネタ合わせって何ですか?」
「え、イエローさんは、漫才知らないんですか?」
「いえ、すみません見たことがなくて……」
「じゃあ、ネタを見せてあげようよ!」
「オッケー!」
図鑑所有者が船の甲板に集まり
ダイヤとパールの漫才ショーが始まった
「えー、いつもなら、ポケモンといえばーと入りますが今回は特別にー」
「図鑑所有者といえばぁ?」
ダイヤの投げ掛けに対し
みんなが答える
「図鑑所有者といえばぁ?」
「図鑑所有者といえば、やっぱり図鑑ですよね」
「ですねぇ、生態記録はもちろん分布までわかっちゃう!」
「確か図鑑には共鳴音なんていうのもありましたね………あれ?どうしました?」
ダイヤが耳を塞いでもがいている
′′′
「なんというか、きょうは
′ ′
、迷惑な音程ですね」
「あなたは、絶対音感なのかぁ!」
どっと笑いがおき
みんなが拍手する
「ありがとうございました!」
「パール、パール!すごいよ、先輩達にうけたよ!」
「あぁ、あぁ、すごいすごい!」
ぴょんぴょんとダイヤとパールが跳ねていると
プラチナのじぃや、セバスチャンが現れる
「当船は、まもなくリオネ島に到着致します」
「ありがとうじぃや……皆さんの荷物を別荘に届けるのを忘れてはなりませんよ?」
「かしこまりました、お嬢様」
「はぁ、すごいな、カスミも相当すげぇお嬢様だと思ってたけど……プラチナはそれ以上だな…」
セバスチャンとのやりとりを聞いてレッドは感心していた
「そりゃそうよ、ベルリッツっていえば学者の家系で皆優秀……その学者論文一冊だけで、数十万って稼げるのよ!」
「……相変わらず金に関しては詳しいな、ブルー」
「ほほ、当然よ!」
その後船は汽笛をあげ、港にたどり着いた
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