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私は、ゆうじと縁を切る事なく、たまに会い毎日を過ごしていた。
何度も離れようと話しをしたが結局は離れる事が出来ない。
この頃にはゆうじは完全に嫁を拒否するようになり、たまに家での出来事を話しするようになっていた。
けど、いくらゆうじに言われても結局は家に帰りご飯を食べ一つ屋根の下にいる。
それが事実であり、諦めた気持ちになる事もあった。
けど、ゆうじは本当に必死で自分の気持ちを訴えてくる。
周りの人達にも私への気持ちを話しするようになっていた。
でも、私は複雑な気持ちだった。
いくらなんと言おうと私とゆうじとの関係は不倫…。
もし、ばれた時の事を考えると、私には慰謝料を払うつもりもない。
だから、完全に離婚してから、戻ろうと言ってもゆうじはもし、そんな事になれば慰謝料は自分が払うといい話しを聞く事はなかった。
そんな中、ゆうじの態度が少しずつ変わってきた。
束縛に独占欲…
いつ、子供が出来てもおかしくないような事をしてくるようになり、拒否をすれば私の態度がおかしい、他に好きな人でも出来たのではないかと疑われ…
ゆうじの口癖は絶対子供を産ませてやる。湖夏との子供がほしいって…
嬉しくない訳ではない…。
けど、今は違う…。
何度もゆうじに今の事、これからの事、このままではいけない事…
言い合いながら話しをした。
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