運命の日

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そこは彼女だろ?と思った俺。 んー……ま、どうせ彼女もいないしいっか! ……俺寂し。 まあ、とりあえず 「いません。」 とニッコリ答える。俺はノーマルですから、と否定的な意味も込めて!! だけど何故か、俺が「いない」と答えた瞬間 「キャ――――ッ!!」 「うおぉぉぉお!!」 ……と、チワワ君達以外の可愛くない叫び声まで聞こえてきたりした。 いや、可愛い声を男が出してるのもどうかと思うけどね? あー……耳が痛いよ。 なんかまずいこと言ったっけ俺。 つか質問に答えたしもういいんだよね?ね?? みんなからの謎の視線に耐えきれず席に座ろうとすると、質問してきたあのチワワ君がいきなり 「ぼっ僕にもチャンスありますか!?」 ……と言い出した。 チャンスってえーと、 何のチャンス? うー……分かんないけど、ここで「ない」なんて答えて夢と希望を失ったらヤバいし、人間誰でも頑張ればきっとチャンスあるし!← まあ主に早くこの視線から逃れたいという理由で、俺は疑問形のまま答えた。 「あのー……、はい??」
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