第1部 地球分岐

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飯も食い終わり、自分の部屋。 一体、あの声はなんだったんだ? 今日、路上で拾ったカードを見ながら考えていた。 想瑠「雷皇龍ジーク・ヴルム……ね」 ?『お前は兄に会いたいか?』 想瑠「!?……誰だ!?」 ?『俺か?そうだな……秘密だ』 ほー秘密さんね……っておーい!!普通名乗るだろ!? ?『まぁ。俺に会えたら教えてやる。それより兄に会いたいか?』 こいつ心読みやがった!! 想瑠「別に」 ?『そうか、そうか。会いたいか……ならば俺について来い。会わせて……………は?』 ようやく気づいた。上機嫌で話す声の主は阿保なのかも……。 ?『…会いたくないのか?』 想瑠「ああ」 ?『……どうしてだ?』 想瑠「そもそも生きてるの?行方不明から13年も経っているんだぞ?顔も知らないのに会う気にならんわ!!」 ?『なるほど』 なに納得してんの?こいつやっぱ変!!  
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