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まぁ否定はしない 可愛いのは認める だけど 自分で言うはどうかと思う と言いたいが 体勢的に また腹に頭が突っ込んで きそうなので 頭の中だけで つっ込む事にした ま、断る理由も無いし このままでも良いか 秋「分かったよ、俺が守ってやる」 深夜「あ、うん……」 俺は黙って 深夜の肩を自分の胸に 軽く押し当てた ガタンガタン ガタンガタン 電車が揺れる度に 深夜の頭が俺の肋骨に トン、トンっとノックしてくる 何度も当たってる勢為で 痛みが出てきた 秋「あ、次だな」 深夜「うん…」 乗り込んだ駅から 三つ目の駅で降りる その間はずっと 深夜を抱えていた プシュー っと電車の扉が開いた 開くと同時に多くの人が 流れ出ていく 俺は深夜の肩から手を離し 手首を掴み 流れに乗り電車を降りた 秋「暑い…」 深夜「そう?」 秋「あぁ、暑い」 深夜「そっか、少しでも暑いのダメ何だっけ?」 秋「あぁ、イライラする」 深夜「カルシウム足りてない」 秋「そんな事はない!一日、牛乳を1リットルは飲んでるから、な!」
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