我がまま娘

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恭弘「おかえり。アレ、荷物はどうしたの?」 秋「頼んで来た」 光「頼ん……ああ、あの人達?良い人達だよねぇ♪」 あのヤクザと面識があるのは 俺だけでなく 恭弘も光も深夜も面識がある 第一印象は 深夜が『ヤクザ』 光『危ない人』 恭弘『マッチョ』 最後の一名以外は 少なくとも恐怖心は抱いていた 実際は違う 見た目は危ないが 優しく思いやりがあって 町を誰よりも愛す 自称、極道組合 アイツらの組は 警察ですら認める 善の塊の極道 違うな 『極道』って言うと 悪ってイメージしか湧かない そうだなぁ…… こうしよう! 『極善道』 これなら 少しは良いイメージは出来るな 阿希「だれ?」 秋「たぶん、後でまた会うから分かる」 阿希「ふぅん。それはそうとアンタの分のたこ焼き食べちゃうわよ」 秋「そうはさせん!」 阿希の手に握られた パックの上に乗った 3つの丸いたこ焼き 俺の分だと言う阿希 たこ焼きに刺さった楊枝を 今にも掴み 食らってしまいそうな所を 楊枝を掴み口に放り込んで 阻止した バカだった 熱かった 死ぬかと思った 恭弘の消防隊によって 助けられた たこ焼きにトラウマを 覚えるところだった
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