4人が本棚に入れています
本棚に追加
/131ページ
深夜「考えただけで気持ち悪い」
秋「…あ…俺も少し…気持ち悪くなったかも…」
深夜「気持ち悪い」
真っ直ぐ俺を見ていた
秋「お前、俺自身に言ってないか?」
深夜「…別に」
完璧、俺に言ってる
絶対、俺に言ってる
いいもん…
どうせ俺は気持ち悪いですよ~だ
イジケてやる
深夜「遅刻する」
立場が逆転したように
俺が手を引かれ
学校への道のりを歩いていた
住宅街に入ると学校から近くなり
同学校に通う生徒が
多く見かけられる
深夜はそれを気にしてか
俺の手を離し10m程先を
歩いている
秋「なんか…最近、離れて行ってる気がする」
近くに居る、とか
手で触れられる、とか
そういう意味ではなく
心や気持ちなんて意味で
離れていっている気がする
何だか寂しく感じる
そんな事を考えていると
どっからか
俺の名前を呼ぶ声がした
恭弘「おーい、秋ー!」
村上 恭弘
同じクラスメートで
中学からの付き合いで
高校になってから
友仲が深まり
親友の一人になった
秋「おっす、恭弘」![image=420997565.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/420997565.jpg?width=800&format=jpg)
![image=420997565.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/420997565.jpg?width=800&format=jpg)
最初のコメントを投稿しよう!