決意表明

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正直、この件については 正しいとは断言出来ない 出来る事なら元の世界に戻る方が良い でも、戻れば待っているものは不幸でしかない いや、実際話通りなら 待ってる者はいない 尚更、不幸でしかない…… 幸福と呼べるものがない だからといって不幸である必要はない 少しでも幸福と思えるのなら そっちの方が良い 俺はそれが正しいと思う 秋「まぁ、なんだ……これからヨロシク」 阿希の目をみて もっと早めに言うべきことだと思う 挨拶を口にする 阿希「よろしく」 たこ焼きを口に運ぶ箸を止めて 向き直り同様に目を見て返す阿希 すぐに箸は口元へ動く 皿にはたこ焼きが1つ残されている 阿希はそれを睨み付けている 秋「どうした、食わんのか?」 阿希「むぅ…………むぅ……」 何か必死に考えてる 何かプルプルと振るえてる 我慢している様に見える 秋「大丈夫か?」 阿希「こっこれ……!!」 阿希は目の前にあるたこ焼き皿を 俺の前へとスライドさせてきた 手が振るえて皿がカタカタと音を立てていた 阿希「おっお近づきの……し、しるしに……」 たこ焼きが? 人それぞれだが たこ焼きをお近づきの印としては 役が足りてない が、この反応から見ると 阿希にとってのたこ焼きは 200万円くらいの価値がありそうだな まぁ、200万をお近づきの印で 出すお馬鹿さんはいないだろう? まぁ、どうゆう意図かは 少し分からんが 折角、こんなに我慢してまで 差し出してくれたんだ 秋「いただきます」 ほどよく冷めたたこ焼きを頬張ると 阿希は再び口を開いた 阿希「私とアンタのを中心に事件が起きるから、気を付けて」 はぁ? 意味がわからなかった そのままの意味で捉えるべきか わからず 考えるのを止めた
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