18/63

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/131ページ
0.1秒の狂いもなく 皆、一斉に立ち上がった 俺は何も言ってないのに 人の心でも読めるのか? 霧影「礼…」 皆、机と水平になるくらい 腰を曲げ礼をした 霧影「着席…」 0.1秒の狂いもなく 椅子に着く 水中「ありがと、霧影さん」 霧影 忍 クラスの委員長 無口で陰気な雰囲気 前髪で目が隠れているせいか 余計にそう思える 噂で 黒魔術を独学してるとか なんとか? だが、あまり興味ない 朝のホームルームは 休みの間に出された宿題の回収 休み最終日は苦労した… その後は 隣の県で多く出没した通り魔が 最近、俺達が住む街に現れたと言うので気をつけろ との事だった 犯行の手口が同じだから 夜はあまり出歩くな だそうだ… 恐いねぇ、通り魔か… 次に ストーカー被害者が学校から出たらしい ガタッ 秋「ん?」 隣に座る光が 席を立ち上がっていた 椅子は床に倒れていた 凄い勢いで立ち上がったのが分かる 顔を見上げると 目を見開き 怯えた表情 視線は美少女教師水中を見ている いや、違う… 何も見ていない 頭が真っ白になった様に 放心状態になっている
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加