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ゴールデンウィーク
短くも貴重な休み
学生としては
大切な大切な貴重な休み
その貴重な休みが終わりを迎えて
始めの登校日
~朝、自宅~
秋「春!春!どこだ?」
俺は妹の志野 春を探して
家の中を走り回っていた
秋「春!どこに居る!出て来い!」
何故、朝っぱらから
こんな事になっているのかは
理由こそ単純だ
そして馬鹿馬鹿しい
さらにそして
妹に苦戦している!
秋「何処だ!!」
俺の父親、志野 新次郎は
それなりに有名な
それなりな会社の社長で
それりに広い家は
走り回るのに
それなりに疲れる
『クスクス...』
俺は自分の部屋を探していると
小さくこもった
笑い声が聞こえてきた
どうやら
ココにいるらしい
それは
可動式本棚の後ろの本棚
そしてさらに
その本棚の下にある
僅な隙間
秋「そこかーーー!!!」
春「うわっ!?見つかった」
秋「おら、時間がないから早く出てこい」
文句を言いながらも
春はひょっこりと
その狭い隙間から這い出てきた
春は歳は10なのだが
10才の平均身長より弱小さめで
隠れんぼの隠れ場所には
困らない
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