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深夜は光の手を引いて 教室のドアを開けて出る 俺は それに続いて教室を出る 教室を出てドアを閉めると 恐ろしい数の視線を背中に感じた 恐る恐る振り返ると 女子1「恭弘くんは?」 女子2「恭弘くんは?」 女子3「恭弘くんは?」 女子4「恭弘くんは?」 女子5「恭弘くんは?」 その他、大勢……… 10…20…30……… だいたい、50人弱って所かな? あまり広くはない廊下に 敷き詰まっている 女の子に囲まれて 本来なら嬉しいのだが 何故だろ… 殺気? …とは違う 何か分からない 禍々しい視線を感じる ライバルが沢山いるからなのだろうか? 恋する乙女は怖いねぇ 女子1「恭弘くんは?」 隠れている事は言えない もちろん 教室に居る事も… さて、どう答えようか? 居ないって言うのは マズイ気がするし… 秋「あぁ~……」 ニコッ 困った時は 最高の笑顔で対応! 女子1「!?」 女子2「!?」 女子3「!?」 女子4「!?」 女子5「!?」 ん? 数人の視線が変わった …気がする 囲まれてた状況は変わり わずかな通り道が出来た
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