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故に苦戦した そして単純な理由は 妹の春が持っているカバン 秋「さぁ約束だ、返しなさい」 春「は~い」 渋々だが カバンを返してもらった カバンは俺のスクールバッグ 学生なら持ち合わせていないといけない物 学校に行くには そのカバンが必要不可欠 単純な理由はそれ 妹にカバンを奪われ 隠れんぼ擬をしていた それだけ 本当に馬鹿馬鹿しい 馬鹿の俺が言えるかな? 勿論、俺と同じ血を受け継いだ 妹の春も同じ馬鹿だ! テストは俺が10才の時のと ほぼ同じ点数である 故に馬鹿だ さすが兄妹だ! っと言える 秋「………」 気が付くと床に 手と膝を付いていた 『嗚呼、こんな形で自分が馬鹿何だと自覚するなんて…』 ん? なんだ? 俺はそんな事思ってないぞ? いや、馬鹿なのは自覚してるし… 春「こんな形で――」 秋「おい、コラ!」 秋「勝手に人の頭に入ってくるな!」 春「入ってないもん」 春「流しただけだもん」 あぁ、お互いに馬鹿だと 思い知らされた 秋「もういいや、俺はもう行くぞ」 春「駄目」 秋「駄目って何だよ、お前も学校が…休みだったな」
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