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深夜「そうだね、行こう」 早足で階段を降り 昇降口で上履きを靴に履き替えた そして―― ~陸上部、部室~ 男子陸上部部長 「約束だからな!」 深夜だけが部室に入り 俺と光は部室の外で待機していた 中で何を話してるのだろう、と 考えてる所に 男子陸上部員を連れた 深夜が出てきた 部長殿もその一員になっている どうしたらこうなる? 深夜「大丈夫、約束は守る」 どうやら 約束を結んできたらしい 一つの交渉術? 変な約束で無ければいいが…… 陸上部員達は 校庭の隅にある部室から そのすぐ横に設置された 体育倉庫の鍵を開け 何やらデカイ物体を取り出した 秋「これは!?」 光「そう、これは…」 「高跳びに使う無駄に分厚いマット…」 「その名も―――」 良いノリだ、光! 光「何だろう?」 深夜「知らない」 無駄なリアクション芸は グダグダに終わった 部員達は 無駄に分厚い緑のマットを 俺達の教室の窓下に位置付けた あぁ、なるほど 俺はようやく分かった 陸上部部長 「言われた通りに運んだけど、何に使うだ?」 見てれば分かります
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