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やはり考える事を止めて 脳天気に俺達は四人並んで 歩いていた 行き先は さっき話したカフェ、もとい、喫茶店 俺の親父の知り合いで 元部下の店 秋「財布、財布…」ボソッ カバンを探ると 一番底にあまり開かれ教科書の下敷きになった自分の財布に指が触れた あるな? 恭弘「あ、そう言えば今日は秋が奢る番だったね?」 秋「そう」 「俺だからってあまり高額にしないでくれよな…一ヶ月の食費におこづかいを使ってるんだからな」 俺の親父は普段家にいないし 料理は出来ない 勿論、妹の春は料理は出来ない 母親は居ない… だから 料理は俺がする 料理の腕は独り暮らしは 軽々と出来る位のスキルを持ってるつもりだ それはどうでも良い… 食費は俺のおこづかいを削って使っている ちなみに俺の 一月分のおこづかいは 一般高校生がもらっている額は知らないけど 俺がもらっている額は それを軽々数倍になる と、思う 親父には こんなに要らない っとは言っているが 知らず知らずに 俺の財布に入れてある 何の嫌がらせだ? おこづかいとは別に 銀行の通帳に食費を入れられてる 俺はその食費を 違う通帳に入れ替えている
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