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とか何とかやってる内に
喫茶店に付いた
『一息』
と書かれた看板が店の前に置いてある
どうやら、それが店の名前らしい
ありきたりで
目立ちそうにない名前だ
だけど
外から店の窓越しに中を覗く限り
大きく繁盛してる様だ
売り上げは上向きを表しそうな人の入りだな
カランカラン
ドアを開けると
いかにも喫茶店と言いたげな鈴の音
この鈴、何て名前だっけ?
牧場とかで飼われてる
牛の首に掛ってる奴だよな?
牛鈴?
光「あ~き~!何にしてるの~?」
光達は
黒い前掛けに白いYシャツ姿の
バイトらしき若い女の人に
案内されて四人席に着いていた
バイト「ごゆっくり」
バイトの女の人は
俺が席に座ると同時に
頭をペコリと下げ去って行った
何故だろう?
俺と目を合わせ様ともしないで
目線は床一直線だった
恭弘「秋、何かしたの?」
恭弘はそれに気付いたらしく
俺に尋ねてきた
秋「分からん?」
でも、
あの黒く長い髪に
細く長い後ろ姿に見覚えがある様な無い様な………
深夜「……………」
光「深夜?どうかした?」
窓側に座る深夜に
その目の前に座る光が問掛けた
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