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深夜「………」 深夜が肘を掴んでいた 俺の拳の勢いを止める程の 力は込もっていない 柔らかく優しい力で 掴まれている 深夜の表情は 困った様で泣きそうでもあって、 表情からだと 感情が読み取りが出来ないいけど 多分、怒っている 俺の怒りは ムカつく態度、相手… 俺がそう判断されると 無条件に沸き上がる 抑え様としても 力が込もっていく 制御が出来ない だけど そう簡単にはムカつくなんて事は無い ただ 今回の事は、"特別" そう言えば 昔にも、一度だけ"特別"があった 不良B「あ…ガガガガ……」 不良は恐怖に 口を大きく開いたまま 目線が色々な 方向に飛び回っている 周りにいた不良達も 唖然と口を開いたまま 閉じずにいる 深夜や光の腕を掴んでいた 不良達も手を放していた 秋「………」 俺は状況を把握して 拳を戻し 深夜を見つめた 新井「良く止めた、秋くん」 喫茶店、"一息"の店長 新井さんが近づいて来る 遠くから見た時は気付かなかったけど… 何か凄い ガッシリとした体型だった プロのボクサー並の体型だろうか?
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