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女の子「私だよ！私!」
人差し指で自分の顔を差し
顔を俺に向かって
近付けてくる
秋「ちょ、近い…近いって…」
え～と...
確かに見覚えはあるんだよ…
喉の置くに引っかかって
出て来ないんだよ…
あと、あとヒトオシ何だよ！
女の子「ホラ！小学校の時の！」
ソレじゃない！
押すどころか引っ込みそうだ！
昔の事はあんまり覚えてない
…あまり過去の事は思い出したくない…たぶん
頭を使ってる様に抱えていると
女の子「…自分で言うのは、アレだけど……結構地味だった…」
地味…
地味な子…
地味な女の子…
秋「あっ！」
「思い出した、花子だろ？」
また大きな溜め息が聞こえた
花子「…"地味"で思い出すって何か酷い…」
川崎花子
小学校の頃の通称が『地味子』
普通に
「地味な子」
と言う意味と
「地味な花子」
の両方の意味がある
まぁ
特に意味がある呼び名ではない
とりあえず言えた事は
とても地味で
横に居て話し掛けられてる事も
気付かずに
思いっきりスルーした覚えもある
そう言えば
イジメられてたっけ？
あぁ…
思い出したらイライラしてきた
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