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まぁ、いいか 話してる内に とんでもない事が分かった こっちに戻って来たのは 花子だけらしい 花子両親はまだ向こうに居る 『まだ』と言うより たぶん、ずっとあっちに居るんじゃないだろうか? 花子は親に無理言って こっちに来たらしい つまり、独り暮らしだそうだ またあっちの学校で何かあったのかと思ったけど 違うらしい 何もなかった だけど、こっちに来たかった… 戻りたかったらしい 思い出の無いこっちに 戻って来たい理由って… 何だろうな? ――で―― 気づいたら夕方に…… 言いたい事をあれこれ言われ 解散となった 俺の全額支払いで 本来より一人分増えて 全額… なんたる不幸! 花子も恭弘も光は自分の宅へ 深夜は俺の家へ 夕飯を作る俺の後ろ姿を リビングから眺めている 妹も一緒に並んで… 視線が~いたい~♪ 親父は出張中で いない 結果、俺と妹と深夜の三人で 仲良く夕飯である ちなみに 何故、深夜が居るのかってのは 疑問に思うのは分かる事だけど これは深い事情がある とても深い深い深い…… 笑えないくらい 深過ぎる事情がある
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