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秋「えっと…うん、どうぞ」 凄い安心した! 霧影『志野くんって、イトコいますか?』 イトコ? そんな話は聞いた事はないな 親父には兄弟いなかったし …母親にもいなかったハズ 秋「居ない、けど?何で?」 霧影『………居ない、そうですか。分かりました。特に意味は無いです。』 秋「…そう」 霧影『ごめんなさい、いきなり電話したりして』 秋「いや、別に良いけど」 変な沈黙が続いた あちらが何かを言おうとしてる様だけど 俺はそれを待った 霧影『あの…良かったら…』 ゆっくりと話だした 霧影『電話番号を登録して置いてくれると嬉しいかな?』 秋「え、あぁ、うん…そうだね。何かあった時とか便利だろうし、うん、登録しておくよ」 霧影『ありがと、それじゃまた明日ね』 秋「うん、おやすみ」 何故だか、霧影さんが手を振る仕草が見えた気がした 何だか引っ掛かる内容だったけど とりあえず 着信履歴から電話番号を登録して 自宅に着き 適当に時間を潰し 時計の短針が真上を向いた頃 眠りに着いた
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