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暑いのが苦手な俺は
季節が冬の時以外はだいたい
デカイタオルケットを
掛けて寝ている
そのタオルケットの中で
俺の二本足をがっしりと捕まれている
動けない……
最初は妹の春が寝ぼけて
潜り込んで来たのだと思っていた
秋「おい、春…寝るなら自分の部屋で寝ろって…」
バサッ
膝に掛っていた
タオルケットを剥ぎ取り
今までタオルケットの中でもぞもぞしていた物体が
姿を現した
秋「おい、起き…ろ………」
えっ?
秋「あ……あれ?」
春……じゃない?
そう、春だと思っていたのだが
それに反して違う人物がそこにいた
???「………」
女の子?
パジャマ姿の見知らぬ女の子がいた
ざっと見た感じ
背丈は深夜とあまり変わらない
髪はどことなく
黒ではなく少し茶色みがかっていて……
そう、何となくだけど
俺の髪の毛と似た色をしている
長さは肩に掛るか否かって所…
パジャマの袖から出ている
白く細い腕は
いまだに俺の足をガッシリと掴んで、放す気配がない
ちょっ……放して…くれ…
ガシッ
ギシッ
ギリギリギリギリ
痛い!?
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