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どの現象も"非科学的"
その現象を科学者が「存在する」っと
堂々と論じる・・・
科学者ってのは"非科学"を
否定しないとダメだろうに・・・
矛盾も良いところだ・・・
だけど
矛盾はしているけれど
事実がここにある
最初、階段を降りた時、違和感があった
なんだか見た事があるっと・・・
それだけの違和感と
私の目の前にいる
この、さっきから目線があちらこちらへと
飛んでる
私の嫌いな男
それと、あの部屋
私が起きたら居た部屋
あの部屋が"鏡"になっている
別に、そのまま鏡な訳ではない
"鏡世界"そういう事
私の世界で論じるられている
鏡世界がここにある
私の部屋はあの部屋と
真反対、それも見事に
鏡のように真反対
鏡と言うのは物の例えで
左右反対だけが鏡の総称ではない
色や形、大きさ重さ
もっと言えば、性別なんかも含まれる
そして家の構造
それは今気づいたことだけど・・・
私の世界での私の家は
この家と同じ、そして真反対
窓の位置やドアの位置
その数、そのデザイン
家具や何から何まで
同じ、だけど真反対
ざっと見て私の家と同じ
だけど、真反対
最後にコイツが
証拠、志野秋
そして私は志野阿希
同じ名字、字は違うけど同じ読みの下の名前
さっき私がコイツに言った
コイツの個人情報
誰でも知ろうと思えば
知ることが出来るだろうけど
初対面の人間は探偵とか警察でないと
わからないだろう
私はコイツと初対面
勿論、探偵でも警察でもない
女子高校生
だけど知っている
私の情報を反対に出来る部分を
反対にして言えばそれで
コイツの情報になる
さっきのコイツの反応を見た所、
間違いでは無いようだ
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