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阿希「なるほど、私はアンタの『従妹』なわけね?」 秋「納得いかねぇ・・・」 秋は燃え尽きて白くはなっていないが 肘を膝の上について 疲れた様にガックりしている 状況が飲めずに頭をフル回転させて 疲れたようだ あの後、秋は父親に詰め寄った 『仕事は?出張は?なぜ帰って来ている?』って ここで歪みが証明された 一昨日の朝イチに 「1週間戻らない、良い子にしてろよ」っと (妹の春に)言って出張に行ってしまったハズの父親が 何故2日で帰って来てるのか 「大切な娘を置いて出張に行けるか!」っと (半泣きの)父親に怒られる秋 出張そのものが 事実上から消えていた 納得いかずに 無理矢理、理解させられた秋 なかなか笑えるじゃないか秋くん 心の中で笑ってた・・・ つもりだったけど どうやら 顔に出ていたらしい それに気づいたらしい 秋は私をシュンっとした顔で 睨み付けてきた すると、またも父親に怒られる秋 「コラ、女の子には優しくしろ」っと そして、私を紹介して『従妹』だと告げた その後「仲良くしろよ」っと付け加えて 秋が用意していた朝ご飯を食べだし 話を続けた 父親の弟が病気で亡くなり 弟の娘が、私 歪み2つ目はコレ・・・秋が言うには、 父親に弟は居ないし つまり 弟が居なければ、その娘も居ない 話を戻すと 弟は娘(私が)産まれて数ヶ月後に 嫁さんと離婚 離婚後は会う事はなかったらしく 会うどころか連絡も取れなかった と言う訳で 弟さんが亡くなった今 1人ボッチの娘は 「俺が引き取る」と 葬儀中に涙を流しながら 叫びだして 昨日の夜、私はこの家にやって来たらしい・・・ 私からすれば そんな記憶も無いし 自分の父親が死んだっという 悲しみもない 実際、私のホントの父親は生きてる まあ違う世界にいて離婚してどっか知らない場所にいる 離婚している所は共通してるみたいだけど 神様がホントに居るんだとしたら 結構簡単に世界を 作り変えちゃったものね
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