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全てお父さんが言っていた事
阿希「私はアンタの召し使いじゃないわよ」
秋「はいはい、良いから行って来い」
ふんっ
ホント、嫌いだ
神様よりも、学校よりも
コイツが一番大嫌いだ
二階へと向かう為に
階段の一段目に足を乗せた途端に
秋「あ、ガラスは気を付けろよー！」
いちいち言わなくても分かってるわよ!?
いや、少し
忘れてたけど・・・
ムカつく！
二階、秋の部屋
いや、私の部屋にしよう
そうしよう
部屋のクローゼットの取っ手に
ビニールの袋が巻かれた女子の制服が掛かっていた
見慣れたいつも着ていた制服
デザインも何もかも同じだけど
ただ違うのは
新品だということ
まるで私の物じゃないかのように
それはそこに掛かっている
気分悪い
私は自分の物じゃない物は
使いたくない
この部屋もアイツの部屋ってのが嫌
私の部屋にする
とは言っても
今の状態でこの部屋は使いたくない
経験は無いけど
槍で全方位から囲まれてる気分
クローゼット自体はドアの
すぐ横にあった為
制服は取れたけど
着替え辛い
妹の部屋へ行こう
起こすついでに着替えてしまおう
妹の部屋のドアには
『春の部屋』という掛札が掛かっていた
これのお陰ですぐに場所が分かった
まあ、無くても知ってたけど
見てたからね
一応ノックをしてはいる
寝ている・・・
先に着替えてしまおう
アイツの制服を床に投げ捨て
パジャマを脱ぐ
そして
気付いた、とんでもないミスを
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