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いつも長く感じる隣街への電車移動が今日は楽しみなのか短く感じた
待ち合わせの駅を降り時計を見たら短く感じたのは錯覚だった
遊園地を下見したかったが愛ちゃんが提案してくれた時間には駅に先に居たかった
(まずは何に乗ろう…やっぱり最初は
愛ちゃんが乗りたいやつだよね)
いろいろ考えていたら突然、目の前が真っ暗になり声が聞こえた
「だぁ~れだっ!?」
「愛ちゃんに決まってるだろ」
視界が明るくなり愛ちゃんが顔を出す
「当ったりぃ~」
「愛ちゃんはホントイタズラ好きだな」
俺が言うと愛ちゃんが笑ったからつられて俺も笑う
駅を出発し目的地の遊園地に着くと愛ちゃんが何かを言いかけた
「純くんあのね、私…」
「チケット買って来るから待っててね」
愛ちゃんの言葉を遮ってチケット売り場に走ってしまった俺
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