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葵「ん?どうした?」
絵「えっ…と。」
「その子、困ってるじゃねぇか。一斉に話かけられたら、訳わかんなくなるだろ?」
部員の中から1人、少しだけ、声を上げて言った。
その声を聞いたのか、部員たちは静かになっていた。
絵里は、声のした方を見ると見覚えのある顔。
絵「あ、電車の人…」
絵里はぼそっとつぶやいた。
葵「ん、何?」
絵「え?な、何でもない。」
「じゃあ、名前教えてくれるかな?俺は、サッカー部部長、近藤 亮介。」
サッカー部の部長が代表して、絵里に聞いた。
絵「あ、2年の西村 絵里です。」
亮「絵里ちゃんね。よしっ!覚えた。あ、ちなみにサッカー部の部員はね40人ほどいるから、直ぐには一人一人覚えられないだろうから、徐々に覚えてね?」
絵「あ、はい。」
亮「じゃあ、これからよろしくね。」
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