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私はこう見えても告白はかなり受ける。
ただ、例の噂によってかなり告白の数は減り、今ではほとんど無かったのに今日は久々にやってきたな~って思った私。
田村「えっと……ダメ…ですか?」
田村君は不安そうに返事を聞いてきた。
それ以前にこの人、あの噂があるのに度胸あるな~、
真央「え~と……ごめんなさいっ!」
私は申し訳ないと思いながら田村君の告白を断った。
田村「あ……あはは、やっぱりダメでしたか……。あはは、あはははは。」
田村君は笑ってショックな気持ちを隠していた。
真央「ええ、……でも大丈夫なの田村君?例の噂だけど……。」
田村「えっと……大丈夫ですよ島倉さん。いざとなったら防犯ブザーもあるし…。」
すると田村君はポケットから防犯ブザーを取りだし、私に見せてニコッと笑った。
あんな噂にも屈せず私に告白し、失敗してもなおかつ笑顔でいられるこの人は凄いなと少し思った今の私。
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