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紗耶香「ねぇ真央~?帰りにマックに寄らない?」
真央「え~……私今月ピンチだしな~。」
夕焼けを背景に、私達は学生らしいごく平凡な会話をしていた。
そんなとき……、
「…………。」
あいつが目の前で一人で歩いているのを見かけた。
真央「陽介?何また一人で帰ってんのよっ?(バン)」
陽介を見かけた私は、陽介に近づき背中をバンと叩いた。
陽介「っ痛、何すんだよ真央っ!」
真央「あんたが一人で寂しそうに歩いていたから声かけてあげたんでしょ?」
陽介「ったく、叩く力が強すぎんだよお前はよぉ。」
この制服の中にフードを着込んだ彼の名は山崎 陽介(ヤマザキ ヨウスケ)。
彼も二ノ北高校の2年生で私と同じく同級生よ。
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