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陽介「ったくお前等は…………じゃあ俺は帰るからな~?」
真央「ちょ、ちょっと待ってよ陽介っ!」
呆れた陽介は私達に背を向けて一人で帰ろうとしていた。
そんな陽介を私はあわてて腕を掴んで止めた。
陽介「なんだよ真央?他に用でもあんのか?」
真央「……なんで陽介はいつも一人で帰ろうとするの?たまには誰かと帰りたいと思わないの?」
陽介は前から一人で帰ることが多い。
こうやって帰り道にばったり会ってもいつも一人で帰ろうとする。
まるで他人を避けているかのように………。
陽介「…別に、一人の方が落ち着くしさ……。」
真央「寂しくないの?」
陽介「ああ、寂しくない。」
どの返答も素っ気ない………本当に寂しくないのかしら?
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