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「せんぱーい」
俺は声をあげた方へ振り返った。
そこには、まだ15歳ぐらいだろうと思わせる幼さを残らせる少年がこちらを向いて手を振っていた。
彼の名前はルカ。
同じ学校で1つ下の生徒だ。
「どうしたんだ、ルカ」
「聞いてくださいっ」
とても嬉しそうに目を輝かせるルカ。
「なんとあの、銀河の妖精がこの街にライブしにくるんですよっ」
「ふーん」
嬉しそうに話すルカを他所に俺は紙飛行機を作っていた。
「先輩、全然嬉しそうじゃないですね」
話をスルーされたのか少し不機嫌になるルカ。
「んなことねぇよ」
とルカの頭の上に手を乗っける。
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