第1章

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「おい、セツナ聞いたか?」 教室に戻るなり、眼鏡を掛けたイケメン野郎が話しかけてきた。 「なにを」 俺はコイツが苦手だった。 なんせコイツはこの学校の首席。 そして俺は次席。 ある意味ライバルみたいなもんだ。 「今度、銀河の妖精がライブをするってさ」 俺は思わず頭が痛くなった。 どいつもこいつも、銀河の妖精銀河の妖精って…。 「おいどうしたんだよセツナ」 「なんでもない」 俺は黙りを決め込んで自分の席に着いた。
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