Unknown Girl【夏の出来事】

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=== 一通り注文を済ませ、今日の本題に入ることになった。 「さてと、じゃあいつものプラン立てようか」 「今年は幽夏の番だよね!」 「うん」 毎年夏休みになると4人のうちの誰かの田舎に旅行に行くのが私達の決まりで、今年は私の祖父母の家に行くことになっていた。 「まあプランっていっても毎回時間だけ決めていきあたりばったりだけどな」 「んー確かにそうなんだよね、じゃあいつも通り集合時間だけ決めとこう」 「なんだかんだ遅刻するんだけどねー隼人が」 「あはは、間違いないねー」 「お前ら二人とも今日遅れたじゃねえか!」 「まあとりあえず時間厳守ね、時間厳守だからね?」 「はーい」 遅刻組3人揃って仲良い返事だった。 結局時間だけ決めて後はいつも通りのしょうもない雑談で時間が過ぎていった。 「はー食った食った」 会計を済ませて店を出る。 「それじゃまた明日!時間厳守だからね!」 そういうと各自解散していった。 === 「ただいまって誰もいないか」 仕事中で誰もいない家に到着し、早速明日の準備に取り掛かった。 「あっちは夜暗いし明かりが必要かな?」 大きめの鞄に衣類やライトやお菓子、小さいポーチに皆で遊べるカード類など一通り詰めこんで準備は完成した。 そして早々に風呂と食事を済ませるとまだ8時にも関わらずアラームをかけ布団に潜り込んだ。
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