第1章

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「じゃあ私、前だから」 「ん。後でね」 私は自分の出席番号の椅子に座った。 すると隣のクラスから、また噂話が聞こえてくる。 「ねぇねぇ聞いた?一年生代表!!安田くんなんだってーっ!!」 「キャーッ!!マジで?!」 (…安田?あぁ、カッコイイって未来が言ってた…) 「でもさぁ安田くん…彼女いるらしいじゃん?」 「えっ嘘!!!ショック~」 (まぁそんなもんよね) 『静粛に』 教頭の声で一気に静まり返る体育館。 校長先生の話が始まる。 次々と項目が変わり、一年生代表の言葉になった。
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