第1章

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『一年代表、安田亮太』 「はい」 キャァァッ!!! 静かに騒ぐ女の子達。 うるさいのかうるさくないのか…でも 「桜の花もまるで僕達を…」 確かにカッコイイ… でも私のタイプじゃない (残念…。) 入学式が終わって、皆が教室に戻ろうとしていた。 「安田くんカッコよかったー」 「…そうだね」 未来は安田ファン。 とにかくツボらしくて… 「もう罪だよ…あのカッコよさは…」 「そんな罪で逮捕されたら嬉しいね」 二人で笑いながら歩く。 すると谷口先生が私達を呼んでいた。 「おーい、早く来ーい」 「「は…はい!!」」 急いで走るとキーホルダーを落とした。 「あ…っ」 私のキーホルダーの横に違うキーホルダーを見つけた。 「?誰の…」 「歌乃!!早くぅ!!!」 「あ…うん!!」 (とりあえずポケットに入れとこ) それから先生の話があったけど、すぐに終わった。 「それでは解散!!」 わっ…と教室中がざわめき、未来を見ると先生に捕まっていた。 委員長を進められてるみたいで…困ってる。 (だから熱血って嫌なんだよねー…) 「未来、帰ろ?」 「歌乃」 「引き止めて悪かったな。まぁ考えといてくれ」 「「さようなら」」 「さようなら」 先生が見えなくなったら…勿論グチ開始。
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