第1章

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「亮太」 「!!!」 (安田亮太くん??!!) 「あれ…。何、もう彼女つくったの?」 「ちげーよ、ばーか」 「って…この子、今日春にぶつかった子じゃん」 「へ…?」 「マジで気づいてなかったんだ」 「……えっ?!」 (あ…私…顔見てなかったからだ!!!) 「君、このクラス?」 「え…うん」 「俺は安田亮太。コイツは渡辺春。一年間よろしく」 スッと手を出されたけど、未来に悪いからお辞儀にした。 「…ぷっ…面白いね、君」 「は?」 「もう行こうぜ亮太」 「うん、じゃあね」 「はぁ…」 「じゃあな変態」 「な…っ」 バタンと音をたててドアが閉まる。 「へ…変態…」 私の新生活。 本日スタート。
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