第2章

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(渡辺春…だっけ?) 「ここで何してんだよ」 「何って…犬の散歩」 キューと、もふが鳴く。 「…あっそ」 「渡辺くんもお気に入りの場所なんだ?」 「関係ねぇだろ」 「……」 (むっかぁー!!何コイツ!!!超むかつくんですけど!!!) 「さっさと犬連れて帰れ」 「~~!!!わかったわよ!!帰ればいいんで…キャァッ!!!」 瞬間、滑って転んだ。 「あったぁ…」 ハッとすると、後ろから冷たい視線を感じた。 「あ…あはは…お尻が地面を呼んでたんだ…なんちゃって…」 顔が熱くなっていくのがわかる。
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