第1章

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…なんて言えたらいいんだけど…、入学初日にこんな騒ぎ起こしたくない。 「行こ未来」 「う…うん」 私は、その人の顔さえ見ずに未来の手を引いて教室へ走って行った。 教室に入ると、とても賑やかだった。 「か行とわ行だから席離れちゃうね」 「そうだね」 私の席は窓際の1番後ろ。 (お隣りは居ないのかな) 「でも休み時間は一緒に居ようね?」 「うん!!」 私達が話していると教室のドアが勢いよく開き、見るからに熱血の先生が入ってきた。
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