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「んじゃあ、証拠見せてくれよ。れっきとした証拠をな。」
おっさんは心底驚いた顔をする。
「証拠なら丸々このわしが証拠ではないか。」
「なんかあれだろ、その白い物体を使ってとか言ってたろ?」
またまたスルーされたおっさんは、少し凹みながらも白い物体をこちらに見せる。
「おお…そうだ。まあ、ちとこの中を覗いてみい。」
俺は言われるがままに白い物体を覗く。
「な…ななな……なんだよこれ…!!」
そこにあったもの…いや、存在していたものといったほうが正しいだろうか…画面の中から風が砂ぼこりをこちらに連れてくる。
俺の部屋の地面に砂がパラパラと落ちていく。とにかく、それは教科書などでよく見る景色だった。
「戦国時代……!?」
「ここがわしが生きている時代じゃ。」
耳を澄ますと怒声や、馬の嘶きが聞こえる。
俺はそれでも根気強くおっさんに噛みつく。
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