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「これ、最新の大河物語かなんかだろ?この物体に砂とか風とか仕掛けて、3D越しちゃいましたあ★……的な。」
「これでも大河物語とやらといえるか?」
おっさんはその映像に手を突っ込んだ。…え、突っ込んだ!?
おっさんの手が映像として映し出される。この勝負、おっさんの勝ち。
俺は頭の中が混乱して、その場に座り込む。
「あんた、一体なにもんだよ。」
俺は勝ち誇った顔をしているおっさんにがんを飛ばす。
「だから言っておろう。わしは貴様の先祖であり、名高き織田信長だと。」
もう俺に、おっさんの言っていることが嘘だと言える権利が無くなった。
おっさんが言うには、今まさに戦国時代は荒れ狂っているのだそうだ。
一人の男が戦国時代に来たために…。
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