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「『トラベルリセット』はどこだ!!申せ!!」
軍を率いて現れたのは、明智光秀。秀吉は慌てて表に出る。
「貴様…!!あれは渡さぬぞ!!」
「何だと…?信長公を出せ!!お前などに用はない!!」
秀吉はたじろぎながらも、光秀に噛みつく。
「貴様のような裏切り者に信長様に会う資格などないわ!」
「そちらがやる気なら容赦せんぞ…?」
光秀は軍兵に合図を送る。軍兵は一斉に銃や弓、槍を構える。
一万対一。もはや秀吉に成す術は、見つからなかった。
秀吉は本能寺に向かってひざまづく。
─どうか信長様、お助けください…!!─
「突入しろ!!」
光秀がそう言い放ち、軍兵が突入しようとした、まさにその瞬間、本能寺は白い光に包まれた。
そこにいた皆が、眩しさで目を瞑る。
「待たせたな、猿。」
皆が目を開けた時、秀吉の隣にはそう言って立っている信長がいた。
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