第一章

3/13
前へ
/38ページ
次へ
「おい信彦~家帰ったら信長公のお待ちかねか~?」 いつも俺をからかっている望夢は、帰る用意をしている俺にまたもや、からかいの声を掛ける。 「おう、どっちかっつーと信長公の屍が待ってるかな。」 俺の本気の話を望夢は、いつも笑い飛ばす。 「ぎゃははっちげぇねェ。」 まあ、この対応には慣れっこだが。 帰り道ではいろいろな話で盛り上がった。 「んじゃまた明日。」 望夢のこの言葉で俺達は別れる。と、同時にいきなり頭に激痛が走る。 「!?うあっ……」 なんだよこれ…目眩がする。俺はよろよろとする体を何とか持ちこたえ、やっとこさ家に着く。 「おかえ…信彦、お前どうした?」 そう言って出迎えてくれたのは俺のじいちゃん。言うの忘れてたけど、俺はじいちゃんと二人暮らし。何でかってーと…あ、無理だ。 頭が痛くてちゃんと喋れねぇ…。俺は苦痛で顔をゆがませながら無言で階段を昇る。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加