男の性というやつ

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「ハァ!?お前等中学生かよ!」 一人暮らしを始めてから近場の行きつけのサ店のいつも座る席で俺の前に座る飛谷健治が喚く。騒ぐ。黙れ、死ね。と俺は心で呟いた 「うっせーな。別にいいだろ、俺達ふたりの問題なんだから」 俺は毎回頼んでいる、この店のNo.1ドリンク(自称)、パイナップルARMY(ジュース)を口に含んだ 「いやいや……いやいやいや!いやいやいやいや、よくねーだろ!お前もうすぐ21だろ?え、何?え……まさかの童貞ちゃん?え?え?マジで!?え?え?……やいやいやい、やいやコワっ!」 「いやいやうるせーな!え?え?じゃねーよバカ。なんだお前。しかも後半やいやコワっ!てなんだ!お前はどっかの民族か。そっちのが恐いわ」 健治にアホかと言う程の凝縮されたツッコミを的確に噛まずに早口で彼に叩き込んでやる 「おぉ……」 「何がおぉ……だよ」 健治が何か感心しだした。どうやら俺がこう言うのを予想し、期待していたらしい 「いやぁ……しかし2年半も一人の女とずっと付き合ってんのに童貞とは……まさに天然記念物ですなぁ」 「うっせ黙れ!良いんだよ、俺達ふたりの問題なんだから」 にやにやとした顔の健治に葛を入れる。俺達二人の問題なんだから!……いい響きだわ、これ 「お前それが言いたいだけだろ。何かどっかで聞いたことあるし」 「ぁ、バレました?」 好きな漫画の台詞です
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