ハートのリズム

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ブラジャーに手をかけて、外す。タオルを事前にとっていて、それを直ぐに体に押し当てる ……は、恥ずかしいよ~!もぅ! 男の人の家で外した事なんてないもん! 続いてパンツから足を引き抜き、タオルをすぐに持ってくる ふ、ふぅ!お、終わった!……私は一体どうしてこんなに服を脱ぐだけの事に苦戦してるんだろ…… 内心バカだなぁ、と思いながらもそんな気持ちは直ぐに消えた。もう、扉をあけなくちゃ。入場しなくちゃ 「まだ~?」 中から待ちかねた子供の様な返事をが聞こえる な、なに!緊張してるんじゃなかったの?何その生返事!なんか私だけ?こんなにドキドキしてるの! も、もういい!さっさと入る! ちょっとだけムキになって、勢い良く扉を開いた 開いた瞬間、目の前の浴槽につかる蝶と目が完全に合い、時間が止まった気がした お互いに顔が真っ赤になる 「きゃああ!」 「うおおっ!」 私は直ぐにバスルームから退出し、扉を閉めた。部屋内にいたのはきっと一秒くらい 「ちょっと!だから何でいきなり入ってくんのさ!」 「だ、だって、まだ~?って……」 「いやいや、入るよ。くらい言おう?マジで油断したぁ!」 お互いに焦った口調で何とか会話のやり取りをする た、確かに……言うべきだったな。蝶完全に油断してたっぽい顔をしていた。なんか、ぽけっーみたいな な、なんだか……変なのが一瞬見えちゃったし、わ、忘れよう 「ご、ごめんねっ……あのっ」 「……気を取り直して~、おら、テイク2ッ!あぁっ!」 何この鬼監督との過酷なドラマ撮影みたいな……あぁっ!って、なんだそりゃ 蝶の変なノリに思わずくすりと笑ってしまいつつ、扉に手をかける 「じゃあ、入るね」 「……カァットッッ!」 「え?」 「ふふ、嘘。ごめん、もういいよ」 蝶監督のお言葉がもらえたので、私は扉を開き改めて、蝶と目を合わせた 「……あぁ、おぉ……お疲れっす、ま、まぁ、座りなさいよ」 「な、何それ……お、お邪魔します」 蝶に椅子を私的され、私はそれにおしりをつけた 「……」 「……」 ぁ、あの…… ちょっと何コレ! さっきまでの威勢はどうしたの!蝶監督!改め超監督でしょ!
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