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「うむ、やってるな」
「おぉ・・・」
床をダンッと打つ足音とともに竹刀の甲高い音が剣道場に響き渡っている。
さっきの弓道場の静かさと違ってこっちは何か迸っている気がした。
と、そんな様子を姫華とともに眺めていると、一人の剣士がこちらに気づいたようでおもむろに防具を脱いだ。
「会長!来てくれたんですね!」
「うむ、約束だったからな」
その声で今までなっていた竹刀の音が止み、一斉にこっちに視線が注がれた。
俺はその視線に少しビクついた・・・
で・・・声をかけてきた子は朝の子かな・・・。
手拭で髪をまとめてるからイマイチわからないけど。
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