知らされる真実

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そののち、本来パーティーの付き添いまでの予定だった俺の役目は姫華の思いつきで期間が延び、執事と言う形でパーティー終了後も一週間近く姫華の屋敷でこき使われることとなった。 そのおかげで体中は悲鳴を上げている。 会場での戦闘と屋敷での雑務・・・去年の夏休みはぐーたらしてたな・・・あのころの夏休みカムバック!! と、心の中で叫んでも仕方ないので俺をこき使いご機嫌の姫華に見送られ俺はこうして帰路についている。 メールで家に帰るのがしばらく後になるとはアリスたちに伝えてあるが・・・正直質問攻めは回避できないだろう。あぁ・・・考えるだけで頭が痛い。 でも・・・少し整理が付いたらフォルテとのことは話さないといけないだろう。 俺との過去はともかく、詳しくは聞けなかったけどメシアについて何か知ってそうだし・・・それにあの少女・・・。 これも少し整理してからだな・・・・・とにかくこの数日、メシアに関して少し情報が多すぎて頭が回ってない。 途中、のどが渇いたので公園に立ち寄り、水飲み場で渇きを潤す。 ジリジリと暑い日中。遊んでいる子供もいなければ人影もない。 ふと立ち寄ったけどこの公園はフォルテと始めてであった公園だ。 思えばここから・・・フォルテとの出会いからすべては始まったのかもしれない・・・。 右腕につけられた黒の十字架。そういえばあの少女が言っていた源彩の才能って― そう、思いかけた時急に携帯のバイブレーションがポケットを振るわせた。 ・・・なんだろう、なんとなくだが嫌な予感がする。 通知画面にはアリスの名前・・・そしてメールではなく電話・・・。なんだろう、冷や汗が止まらない。こんなに暑い日中の公園なのに。 無視するわけにもいかず、俺は電話にでた。
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